BMW1シリーズ

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BMW1シリーズはガソリン、ディーゼルどっちがおすすめ?違いを比較

もくじ

【結論】BMW 1シリーズは重視するポイントで「どっち」か決まる

BMW 1シリーズ
BMW 1シリーズを購入する際、多くの人が最後に迷うのが「ガソリンモデル(118i)」にするか、「ディーゼルモデル(118d)」にするかという点です。

結論から申し上げますと、「年間の走行距離」と「求める走りの質」によって、おすすめのモデルは明確に分かれます。

どちらが単純に優れているかという話ではなく、あなたのライフスタイルに合っているのはどちらか?という視点で選ぶことが、購入後に後悔しないための最も重要なポイントです。

ざっくり比較!あなたに向いているのはこっち

まずは、以下の基準でご自身がどちらのタイプに当てはまるかチェックしてみてください。

    • ガソリン車(118i)が向いているケース
      近所の買い物や子供の送迎など、「街乗り・短距離移動」がメインの方。エンジンの静かさを重視し、車両本体価格などの初期費用を抑えたい場合に最適です。

 

  • ディーゼル車(118d)が向いているケース
    週末の遠出や通勤などで「年間1万キロ以上」走る方。高速道路での合流など力強い加速を楽しみつつ、日々の燃料代(軽油の安さ)による維持費のメリットを享受したい場合に最適です。

一言で言えば、軽快さと静粛性を取るならガソリン、力強さと経済性を取るならディーゼルという選び方が基本となります。

では、具体的に「価格」「燃費」「走り」においてどれくらいの差があるのか? 次の章で5つのポイントに分けて徹底的に比較していきます。

BMW 1シリーズのガソリン(118i)とディーゼル(118d)の決定的な5つの違い

BMW 1シリーズ
「BMWの1シリーズ」と一口に言っても、心臓部であるエンジンが異なれば、その性格は全くの別物になります。

ここでは、購入後の満足度を大きく左右する「お金(価格・維持費)」と「走り(性能・快適性)」の観点から、両者の決定的な5つの違いを深掘りします。

1. 車両本体価格とリセールバリューの差

まず初期費用の面では、構造が複雑なディーゼルモデル(118d)の方が、ガソリンモデル(118i)よりも新車価格で約30万〜40万円ほど高く設定されています。

しかし、ここで注目すべきは売却時の価値(リセールバリュー)です。日本の中古車市場では、維持費の安さからディーゼル車の人気が非常に高く、数年後の下取り価格は118dの方が高値がつきやすい傾向にあります。

「買う時は高いが、売る時も高いのがディーゼル」、「買う時は安いが、売る時はそれなりのガソリン」と覚えておくと良いでしょう。

2. 実燃費と燃料代(維持費)の比較

ランニングコストにおいては、圧倒的にディーゼル(118d)に軍配が上がります。

  • ガソリン(118i):指定燃料は「ハイオク」。実燃費は街乗りで10〜12km/L前後、高速で15km/L前後が目安。
  • ディーゼル(118d):指定燃料は単価の安い「軽油」。実燃費は街乗りで14〜16km/L前後、高速巡航では20km/Lを超えることも珍しくありません。

ハイオクと軽油の価格差に加え、燃費性能自体の差も大きいため、年間1万キロ走る場合、燃料代だけで年間3〜5万円ほどの差が出る計算になります。

3. 走行性能:軽快さのガソリン vs トルクのディーゼル

走りの質は好みが分かれるポイントです。

ガソリンモデル(118i)の魅力は、「鼻先の軽さ(回頭性の良さ)」です。エンジン自体が軽量なためハンドリングが素直で、街中のカーブや交差点を軽快に駆け抜けることができます。高回転まで回した時の気持ち良さはガソリンならではです。

一方、ディーゼルモデル(118d)の武器は「圧倒的なトルク(力強さ)」です。アクセルを少し踏むだけでグイッと車体が前に出る力強さがあり、高速道路の合流や追い越し、坂道発進が非常に楽です。長距離ドライブでの疲労感はディーゼルの方が少ないと言えます。

4. 静粛性とエンジン音・振動

静粛性に関しては、ガソリンモデル(118i)が優勢です。特に早朝の住宅街でのアイドリングや、低速走行時の滑らかさはガソリン車の方が洗練されています。

近年のBMWのディーゼルエンジンは非常に優秀で、車内にいればガラガラ音はほとんど気になりませんが、車外で聞くアイドリング音や、低速時の微振動はどうしてもガソリン車に比べると大きくなります。

5. メンテナンス頻度とAdBlue(アドブルー)の手間

長く乗る上で見落とせないのがメンテナンスの手間です。

ディーゼル車は、排気ガスをクリーンにするために「AdBlue(アドブルー)」という尿素水の補充が定期的に必要になります。タンク容量や走行距離によりますが、半年から1年に1回程度の補充が必要です。

また、ディーゼルは「スス(煤)」が溜まりやすい特性があるため、本来の性能を維持するためには、定期的に高速道路などでエンジンをしっかり回してあげるなどの気遣いが必要になる場合があります。

BMW 1シリーズ ガソリンモデル(118i)のメリット・デメリット

BMWのエントリーモデルとして長年愛されているガソリンモデル(118i)。BMWらしい「駆けぬける歓び」をピュアに感じたいなら、まずはここから検討するのが王道です。

メリット:高回転の伸びと静粛性の高さ

  • シルキーで静かなエンジンフィール
    ガソリンエンジンの最大の武器は、その静かさと滑らかさです。アイドリング中の振動はほぼ皆無で、早朝や深夜の住宅街でも周囲を気にせず出発できます。
  • 軽快なハンドリング性能
    ディーゼルエンジンに比べてエンジン単体の重量が軽いため、フロントヘビーになりにくく、カーブを曲がる際の鼻先の動きが非常に軽やかです。「車を操っている感覚」はガソリン車の方が一枚上手です。
  • 初期費用が安い
    車両本体価格がディーゼルモデルよりも安く設定されているため、予算を抑えたい場合や、その差額をオプション装備に回したい場合に有利です。

デメリット:燃費と燃料コストはディーゼルに劣る

  • 維持費が割高になる
    使用燃料が単価の高い「ハイオク」であることに加え、燃費性能もディーゼルには及びません。長距離を走れば走るほど、燃料代の差は開いていきます。
  • 低速域での力不足感
    必要十分なパワーはありますが、ディーゼルのような「怒涛のトルク」はありません。フル乗車での坂道や、高速道路での追い越し加速では、アクセルを深く踏み込む必要があります。

BMW 1シリーズ ディーゼルモデル(118d)のメリット・デメリット

近年、BMWの主力となりつつあるクリーンディーゼルモデル(118d)。経済性と力強さを両立させた実用性の高さが魅力ですが、ディーゼル特有の注意点も存在します。

メリット:圧倒的なトルクと経済性の高さ

  • 長距離移動が驚くほどラク
    アクセルに足を軽く乗せているだけで、低回転からモリモリと湧き出るトルクが車体を前に押し出します。高速道路の巡航ではエンジン回転数が低く抑えられるため、ロングドライブでも疲れにくいのが特徴です。
  • 財布に優しいランニングコスト
    単価の安い「軽油」を使用し、さらに燃費も良いため、ガソリンスタンドに行く回数が明らかに減ります。一度の満タン給油で1,000km以上走ることも夢ではありません。
  • 高いリセールバリュー
    中古車市場での需要が高いため、手放す際の下取り価格が期待できます。トータルの収支(TCO)で考えると、実はガソリン車よりお得になるケースも多いです。

デメリット:チョイ乗りによる煤(スス)詰まりのリスク

  • 短距離走行(チョイ乗り)に弱い
    これが最大のデメリットです。ディーゼルエンジンは、DPF(微粒子除去装置)に溜まった煤を熱で焼き切る必要があります。しかし、近所の買い物など片道10〜15分程度の運転ばかりを繰り返すと、煤が燃焼されずに詰まってしまい、高額な修理が必要になるリスクがあります。
  • 特有の音と振動
    技術の進歩で静かになったとはいえ、アイドリング時や発進時にはディーゼル特有の「ガラガラ音」や微振動を感じることがあります。音に敏感な方は試乗での確認が必須です。

【ケース別診断】あなたにおすすめなのはどっち?

ここまでスペックやコストの違いを見てきましたが、「結局、自分の生活にはどっちが合うの?」と迷っている方もいるかもしれません。

車は数値だけでなく、「普段どう使うか」というライフスタイルとの相性が最も重要です。以下に具体的なチェックリストを用意しましたので、当てはまる項目が多い方を選べば間違いありません。

ガソリンモデル(118i)がおすすめな人

以下のような使い方や好みを持つ方には、軽快で静かなガソリンモデルがベストパートナーになります。

  • 「街乗り・チョイ乗り」がメインの人
    平日の買い物や子供の送り迎えなど、1回の走行距離が短い(数km〜10km程度)使い方が中心であれば、煤詰まりのリスクがないガソリン車一択です。
  • 静粛性と快適さを最優先したい人
    信号待ちでのアイドリングストップからの復帰や、低速走行時のエンジン音を気にしたくない方。オーディオの音をクリアに楽しみたい方にも向いています。
  • 初期費用(イニシャルコスト)を抑えたい人
    車両価格の安さを活かして、その分を「M Sportパッケージ」などのオプション装備や、購入後のカスタマイズ費用に回したい方におすすめです。
  • 高回転まで回す「BMWらしい走り」を楽しみたい人
    アクセルを踏み込んだ時の伸びやかな加速感や、ガソリンエンジン特有の気持ちの良いフィーリングを好む方。

ディーゼルモデル(118d)がおすすめな人

以下のようなアクティブな使い方をする方には、タフで経済的なディーゼルモデルが強力な相棒になります。

  • 年間走行距離が「1万キロ」を超える人
    通勤で長距離を走る、あるいは毎週末のようにドライブに出かける方。走れば走るほど、燃料代の差額で車両価格差の元が取れていきます。
  • 高速道路を使った移動が多い人
    実家への帰省や旅行で高速道路を頻繁に利用する方。追い越し加速の楽さと、給油回数の少なさは一度味わうと戻れません。
  • 力強い加速(トルク感)が好きな人
    信号待ちからの発進や、合流地点での「グイッ」と背中を押されるような力強い加速感を好む方。
  • リセールバリュー(売却額)を気にする人
    数年で乗り換える予定があり、少しでも高く売りたいと考えている方。中古車市場でのディーゼル人気は依然として強力です。

どちらのモデルを選んだとしても、BMW共通の「走る楽しさ」は確実に保証されています。迷ったら「普段の使い方が街乗り中心か、遠出中心か」というシンプルな基準で決めるのが最も失敗の少ない選び方です。

BMW 1シリーズのガソリン・ディーゼルに関するよくある質問

最後に、BMW 1シリーズの購入を検討している方からよく寄せられる疑問について、一問一答形式で回答します。

Q. ディーゼル車の音はうるさいですか?

A. 車内では驚くほど静かですが、車外では特有の音がします。

近年のBMWのディーゼルエンジンは非常に洗練されており、窓を閉めて走っている限り、ガソリン車と間違えるほど車内は静かです。オーディオや会話も問題なく楽しめます。

ただし、車外(特に早朝の静かな住宅街など)で聞くと、やはりディーゼル特有の「カラカラ」という音は聞こえます。ご近所への配慮が非常にシビアな環境であれば、ガソリン車の方が無難かもしれません。

Q. 故障しやすいのはどちらですか?

A. 構造がシンプルなガソリン車の方が、トラブルのリスクは低めです。

ディーゼル車は排ガスをクリーンにするための装置(DPFやアドブルー噴射システムなど)が複雑で、部品点数も多いため、長く乗った場合の故障リスクはどうしても高くなります。

特に前述した通り、「チョイ乗り」ばかりを繰り返すとディーゼルは不調をきたしやすいため、乗り方に合っていない場合はディーゼルの方が故障(メンテナンス)頻度が高くなる可能性があります。

Q. 税金面での優遇はありますか?

A. はい、ディーゼルモデルの方が優遇される傾向にあります。

日本国内において、クリーンディーゼル車は「環境性能割」や「自動車重量税」などの減税対象となりやすいメリットがあります。

車両本体価格はディーゼルの方が高いですが、購入時の諸費用(税金)が安くなるため、乗り出し価格の差は少し縮まります。最新の減税対象車かどうかは、購入時期やグレードによって異なるため、必ずディーラーで見積もりを取る際に確認してください。

まとめ:試乗で最終確認をして、ライフスタイルに合う1台を選ぼう

BMW 1シリーズ
ここまでBMW 1シリーズのガソリンモデル(118i)とディーゼルモデル(118d)を比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。

どちらもBMWというブランドに恥じない素晴らしい走行性能を持っていますが、その性格は対照的です。

最後にもう一度整理!選び方のポイント

  • ガソリン(118i)
    街乗りメイン・静粛性重視・初期費用を抑えたい方向け。BMWらしい軽快なハンドリングを楽しみたいならこちら。
  • ディーゼル(118d)
    長距離メイン・燃料代重視・力強い加速が好きな方向け。タフに走り回る相棒を求めるならこちら。

カタログの数値や燃費計算も大切ですが、最終的な決め手となるのは、やはり「実際に運転した時の感覚」です。

「ディーゼルの音は本当に気にならないか?」「ガソリンのパワーで満足できるか?」といった点は、ご自身の感覚でしか判断できません。

ぜひ一度ディーラーへ足を運び、この2台を乗り比べてみてください。ハンドルを握ってアクセルを踏んだ瞬間、直感的に「こっちだ!」と感じる方が、あなたにとっての正解です。

この記事が、あなたのライフスタイルにぴったりの1台を見つける手助けになれば幸いです。

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