ボルボの車

ボルボ

ボルボは買ってはいけない?買って後悔しがちなポイントを解説

もくじ

なぜ「ボルボは買ってはいけない」と言われるのか?5つの理由

道路を走行するボルボ(Volvo)の車
憧れのボルボを購入しようと調べ始めたものの、検索候補に出てくる「やめとけ」「後悔」というネガティブな言葉に不安を感じている方は多いはずです。

結論から言うと、車としての品質が低いわけではありません。多くの場合、「国産車と同じ感覚(コスト・使い勝手)」で購入してしまい、そのギャップに苦しむケースが「買ってはいけない」と言われる主な原因です。

ここでは、購入前に知っておくべき具体的な5つのハードルを深掘りします。

1. 部品代・車検代などの「維持費」が国産車より割高

輸入車である以上、部品の輸送コストや管理コストがかかるため、パーツ代はどうしても高くなります。一般的に、消耗品や交換部品の価格は国産車の1.5倍〜2倍程度と考えておいた方が無難です。

特に車検や故障修理の際、国産車なら数万円で済むような修理が10万円を超えることも珍しくありません。「頻繁に壊れる」というよりは、「一度のメンテナンスにかかる単価が高い」という認識が必要です。この維持費の高さが、家計を圧迫して後悔する最大の要因となります。

2. 新車価格からの値落ち(リセールバリュー)が激しい

トヨタのランドクルーザーやアルファードのような「数年乗っても買った値段近くで売れる」という現象は、ボルボではまず期待できません。

輸入車は全般的に値落ちが早い傾向にありますが、ボルボも例外ではなく、新車登録から3年〜5年で査定価格が新車時の半分以下になるケースも多々あります。「3年で乗り換えるつもり」で新車を買うと、いざ売却する際の下取り価格の安さにショックを受けることになります。

3. 全幅1,800mm超えが多く日本の狭い道や駐車場で苦労する

ボルボは安全性とデザインを重視した結果、ボディサイズが幅広になっています。

現行ラインナップでは、最もコンパクトな「EX30」や「XC40」であっても全幅が1,800mmを超え、主力モデルのXC60やV60は1,850mm以上あります。日本の古い機械式駐車場(パレット制限1,800mm以下)には入らないことが多く、住宅街の狭い路地でのすれ違いや、スーパーの駐車場での乗り降りにストレスを感じることが、日常的な使い勝手の悪さとして指摘されています。

4. センサーやナビ(Googleシステム)など電装系の不具合報告がある

近年のボルボは「Google Built-in」という先進的なインフォテインメントシステムを採用していますが、これにまつわる不具合報告が散見されます。

「ナビ画面が突然フリーズする」「音声が出なくなる」「再起動を繰り返す」といったソフトウェアトラブルや、安全機能が優秀すぎるがゆえにセンサーが過敏に反応し、何も無い場所で急ブレーキがかかる誤作動などに悩まされるオーナーもいます。エンジン自体の致命的な故障は減っていますが、こうした電装系のトラブルは依然として注意が必要です。

5. ハイオク仕様で燃費性能が国産ハイブリッドに劣る場合がある

現在のボルボは全車電動化(マイルドハイブリッド、PHEV、BEV)されていますが、それでも日本のストロングハイブリッド(プリウス等)の実燃費には及びません。

加えて、ガソリンエンジン車は基本的に「ハイオク指定」です。「外車にしては燃費が良い」ものの「国産エコカーと比べると燃料代がかさむ」という現実に、維持費の負担を感じる人もいます。毎日の通勤で距離を乗る人ほど、この燃料コストの差はボディブローのように効いてきます。

【実例】ボルボ購入者が「後悔した」と感じる瞬間とは

「こんなはずじゃなかった…」という後悔は、大きな故障よりも、日々の使い勝手やメンテナンスの瞬間に訪れるものです。

ここでは、実際にボルボオーナーが直面しがちな、リアルな「ため息をつく瞬間」を紹介します。

修理やメンテナンスでディーラーに行く頻度と「待ち時間」

国産車であれば、近所の整備工場やオートバックスでサッと交換できる部品でも、ボルボの場合は「ディーラー入庫」が必要になるケースが少なくありません。

さらに厄介なのが部品の在庫状況です。国内に在庫がないパーツの場合、本国スウェーデンからの取り寄せとなり、修理完了まで2週間〜1ヶ月待たされることもあります。「愛車に乗りたい週末に乗れない」というストレスは、所有満足度を大きく下げる要因になります。

輸入車初心者が驚く「ちょっとした警告灯」の点灯

ボルボは安全に対する基準が高いため、車両の状態を監視するセンサー類が非常に敏感です。

走行に支障がないレベルの電圧低下や、センサーの汚れだけでも、メーターパネルに警告灯が点灯することがあります。たとえ故障でなくても、運転中に突然「警告音」と共にオレンジ色のランプが光る心理的な不安は相当なものです。「また何か壊れたのか?」とビクビクしながら運転することに疲れ、手放してしまう人もいます。

ブレーキダストでホイールがすぐに汚れる

欧州車特有の悩みですが、ボルボも例外なく「ブレーキダスト」が大量に出ます。

これは、ブレーキローターごと削って制動力を高める欧州車の設計思想によるものですが、洗車してピカピカにしても、ほんの数日走っただけで前輪のホイールが真っ黒に汚れます。
おしゃれな外観を保つためには、国産車以上にこまめな洗車や、社外品の「低ダストブレーキパッド」への交換が必要になり、手間とコストがかかるポイントです。

それでもボルボが選ばれる理由!他にはない圧倒的なメリット

ここまで厳しい現実をお伝えしましたが、それでも多くの人がボルボを選び、長く愛し続けているのには明確な理由があります。

それは、ボルボが単なる移動手段ではなく、「家族の命を守るシェルター」であり、「移動する北欧のリビング」という、他の車では代替できない価値を提供しているからです。

世界トップクラスの「安全性」と全車標準装備の運転支援システム

ボルボ最大の強みは、グレードによって安全装備に差をつけないという企業姿勢です。

多くのメーカーでは、上位グレードでないと最新の安全機能がつかないことがありますが、ボルボはエントリーモデルであっても最上級モデルと同等の先進安全・運転支援機能(インテリセーフ)が標準装備されています。「安全はお金(オプション)で買うものではない」という強い哲学は、家族を乗せるドライバーにとって何よりの安心材料となります。

スカンジナビアンデザインによる唯一無二の「内装・外観」

ドイツ車のような「機械的な精密さ」や、国産高級車のような「派手な豪華さ」とは一線を画すのが、ボルボのスカンジナビアンデザインです。

本物の木(ドリフトウッド)やクリスタルガラスを使用したインテリアは、まるで北欧家具に囲まれたリビングのよう。スイッチ類を極力減らしたシンプルで温かみのある空間は、渋滞中のイライラさえも静めてくれるようなリラックス効果があります。

長距離運転でも腰が痛くならない「魔法のシート」

「ボルボのシートは世界一」と評する自動車評論家も多いほど、シートの出来栄えは秀逸です。

整形外科医の監修のもと設計されており、体圧分散が完璧で、長時間座り続けても体が沈み込みません。「東京から大阪までノンストップで走っても腰が痛くならなかった」という声も多く、腰痛持ちの方や、週末に長距離ドライブを楽しむ家族連れには最高の相棒となります。

煽り運転をされにくい落ち着いたブランドイメージ

意外なメリットとして挙げられるのが、周囲からの見られ方です。

ボルボには「知的」「穏やか」「良識ある人が乗っている」というブランドイメージが定着しています。威圧感のあるフロントマスクでオラつくような車とは対極にあり、不思議と煽り運転のターゲットにされにくく、割り込みも入れてもらいやすいという実利的なメリットを感じるオーナーも少なくありません。

後悔しないために!ボルボに向いている人・向いていない人

ここまで紹介したメリットとデメリットを踏まえると、ボルボは「誰にでもおすすめできる優等生」ではないことがわかります。

購入後に「失敗した」と思わないために、あなたがどちらのタイプに当てはまるかチェックしてみてください。

【買ってはいけない人】リセール重視・コスパ最優先の人

車を「資産」として捉え、手放す時の損得を第一に考えるなら、ボルボは避けるべきです。

「3年乗って高く売れる車がいい」「燃費はリッター20km以上ないと許せない」「維持費は極力安く済ませたい」という考えの方は、トヨタのランドクルーザーやアルファード、あるいはプリウスなどを選んだ方が、間違いなく幸せになれます。

ボルボは、経済的な合理性だけで見れば、国産車には勝てません。コストパフォーマンスを最優先にする人が買うと、日々の維持費や売却時の査定額を見るたびにストレスを感じることになります。

【向いている人】家族の命を守りたい・デザインと哲学に惚れた人

一方で、車に「移動手段以上の価値」を求める人には、これ以上ない選択肢となります。

「維持費が多少高くても、万が一の事故から家族を守りたい」「流行に左右されない美しいデザインに囲まれて暮らしたい」という方です。ボルボを選ぶ人は、コストパフォーマンス(金額的な効率)よりも、ライフパフォーマンス(生活の質の向上)にお金を払える人だと言えます。

また、一つのものを長く大切に使いたいという北欧的な価値観に共感できる方なら、古くなっても味が出るボルボと長い付き合いができるでしょう。

ボルボを買って後悔しないための賢い選び方

「欲しいけれど、やっぱり故障や維持費が怖い」という方は、買い方や選び方を少し工夫するだけで、そのリスクを大幅に減らすことができます。

やみくもに購入するのではなく、以下の3つのポイントを押さえて検討することをおすすめします。

1. 故障リスクを避けるなら「認定中古車(SELEKT)」を選ぶ

新車の値落ちが激しいボルボにおいて、最も賢い選択肢の一つが「認定中古車(VOLVO SELEKT)」です。

一般的な中古車店とは異なり、ボルボ専門のメカニックによる176項目の厳しいチェックをクリアしており、新車同様の保証が付帯します。「新車よりも大幅に安く買える」うえに、「町の中古車屋よりも圧倒的に故障リスクが低い」ため、コストパフォーマンスと安心感を両立させたい方には最適解と言えます。

2. 維持費を抑えるための保証プログラム「ボルボ・サービス・パスポート」

「車検や点検のたびに高額な請求が来るのが嫌だ」という方には、メンテナンスパックである「ボルボ・サービス・パスポート(VSP)」への加入が必須です。

これは、定期点検やエンジンオイル交換などの消耗品交換費用を、あらかじめパッケージ価格で先払いしておくシステムです。都度の支払いがなくなるため家計の管理がしやすく、結果的にメンテナンス総額を割安に抑えることができます。中古車購入時でも加入可能なプランがあるため、必ず商談時に確認しましょう。

3. 日本の道路事情に合ったモデル(XC40・V60など)の選定

取り回しで後悔しないためには、ご自身の生活圏の道路幅や駐車場サイズに合ったモデルを選ぶことが重要です。

例えば、大人気SUVの「XC40」は比較的コンパクトで視界も高く、運転しやすいモデルです。また、ワゴンタイプの「V60」は、全幅こそ1,850mmありますが、全高が低いため一部の機械式駐車場に対応できる利点があります。

カタログ数値だけでなく、実際に自宅の車庫に入れてみたり、よく使うスーパーの駐車場で試乗させてもらうなど、実生活のシチュエーションで確認することで「大きすぎて失敗した」という事態を防げます。

まとめ:ボルボは「買ってはいけない」車ではないが覚悟と愛着が必要

道路を走行するボルボ(Volvo)の車
本記事では、ボルボが「買ってはいけない」と言われる理由と、それでも多くの人に愛される理由を解説してきました。

結論として、ボルボは決して「品質が悪い車」ではありません。しかし、「壊れない・安い・高く売れる」という国産車の基準だけで判断すると、期待外れに終わる可能性があるのも事実です。

もしあなたが、車に「単なる安価な移動手段」を求めているなら、ボルボはやめておいた方が無難です。しかし、「維持費は家族の安全を守るための必要経費」と割り切り、その北欧デザインや哲学に共感できるなら、これほど満足度の高い車はありません。

「買ってはいけない」という言葉に惑わされず、ぜひ一度ディーラーでそのドアの重みやシートの座り心地を体感してみてください。その瞬間に感じる「守られている感覚」こそが、ボルボを選ぶ本当の理由になるはずです。

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