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BMW3シリーズは故障が多い?欠点や後悔しやすいポイントも解説

BMW3シリーズは本当に故障が多いのか?【実態と傾向】

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インターネット上では「BMWはすぐ壊れる」「修理代が高い」といった口コミを目にすることがあります。これから購入を検討している方にとって、最も気になるポイントではないでしょうか。

結論から申し上げますと、昔のモデルに比べて近年のBMW3シリーズの故障率は劇的に下がっています。ただし、「故障」と捉えるべきか、「定期的なメンテナンス」と捉えるべきか、日本車とは少し感覚を変える必要があります。

近年のモデル(F30/G20系)の信頼性は向上している

「外車=壊れやすい」というイメージは、一昔前のモデル(E90系やそれ以前)の印象が強く残っていることが原因の一つです。

現在の中古車市場で主流となっている第6世代(F30系)や、現行モデルに近い第7世代(G20系)においては、路上で突然止まってしまうような致命的なトラブルは非常に少なくなっています。

製造精度の向上や技術の進歩により、エンジン本体やトランスミッションといった主要機関の信頼性は、現代の日本車と比較しても遜色ないレベルまで向上していると言えるでしょう。

「故障」ではなく「消耗品の交換サイクル」が早い理由

それでもBMWに乗って「故障が多い」と感じてしまう最大の要因は、日独の「車作りにおける設計思想の違い」にあります。

  • 日本車:できるだけ部品交換なしで長く乗れる「耐久性」を最重視
  • BMW(ドイツ車):高い走行性能を維持するために、部品を定期的に交換することを前提に設計

例えば、足回りのゴムブッシュや冷却水周りの樹脂パーツなどは、BMWでは「性能を担保するための消耗品」として扱われます。これらが経年劣化して交換が必要になった際、日本車の感覚だと「また壊れた(故障)」と感じてしまいますが、欧州車の感覚では「そろそろ交換時期(メンテナンス)」という認識になります。

日本車と比較した際の故障率の違い

機械的な信頼性は上がっていますが、日本の走行環境がBMWにとって過酷であることは事実です。

「高温多湿な気候」や「信号が多くストップ&ゴーを繰り返す交通事情」は、エンジン内部や電装系に大きな熱負担をかけます。そのため、ゴムパッキンやプラスチック部品の劣化スピードは日本車よりも早い傾向にあります。

「何も整備しなくても10万キロ走れる」という日本車のようなメンテナンスフリーさを求めるとギャップを感じますが、「適切な時期に部品を換えれば新車時のパフォーマンスが蘇る」という点が、BMW3シリーズの本来の姿です。

BMW3シリーズでよくある故障・弱点【モデル別傾向あり】

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BMW3シリーズには、モデルや年式を問わず発生しやすい「定番の故障箇所」が存在します。これらは構造上のウィークポイントとも言えますが、事前に知っておけば購入時のチェックや予防整備が可能です。ここでは、オーナーが直面しやすい代表的なトラブルを紹介します。

エンジン周りのトラブル(オイル漏れ・冷却水漏れ)

BMW3シリーズで最も多く、避けて通れないのがエンジン周りの液体漏れです。

  • エンジンオイル漏れ:「オイルフィルターハウジング」や「ヘッドカバーガスケット」のパッキン劣化が主な原因です。焦げ臭いにおいや、駐車場に黒いシミができていたら要注意です。
  • 冷却水(クーラント)漏れ:ウォーターポンプやサーモスタット、ホース類の継ぎ目から漏れるケースです。BMWは冷却系統のパーツに樹脂(プラスチック)を多用しているため、日本の夏の高温とエンジンの熱で経年劣化し、割れてしまうことがよくあります。

これらは放置するとオーバーヒートなどの重大な故障につながるため、車検ごと、あるいは法定点検ごとの定期的なチェックが必須です。

電気系統のトラブル(センサー・ウィンドウ・ミラー)

走行不能にはなりませんが、日常の使い勝手に影響する電装系のトラブルも散見されます。

  • ABSセンサー(車輪速センサー)の故障:これが壊れると、ABSだけでなく横滑り防止装置やタイヤ空気圧警告など、メーターパネル上の複数の警告灯が一斉に点灯して驚かされることがあります。
  • パワーウィンドウの故障:窓ガラスを上げ下げする「レギュレーター」という部品が壊れ、窓が落ちたまま上がらなくなるトラブルです。
  • ドアミラーの故障:電動格納ミラーが開閉しなくなったり、本来の位置を超えて反対側まで開いてしまったりする誤作動が起きることがあります。

足回りの劣化と異音

「駆けぬける歓び」を支える足回りも、高性能であるがゆえにデリケートです。

サスペンションの構成部品である「ブッシュ(ゴム製の緩衝材)」は、BMWにとって明確な消耗品です。走行距離が5万キロを超えたあたりから、段差を乗り越えた際に「コトコト」「ギシギシ」といった異音が発生したり、高速走行時の直進安定性が低下したりします。

これは故障というより劣化ですが、BMW本来のシャープなハンドリングを維持するためには、リフレッシュが必要なポイントです。

「買わなきゃよかった」BMW3シリーズ購入後に後悔する4つの理由

憧れのBMWを手に入れたものの、いざ所有してみると「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうケースがあります。その原因の多くは、車の性能ではなく「所有コスト」と「リセールバリュー」の現実を知らなかったことにあります。

1. 車検・修理費用が想像以上に高額だった

最も多い後悔の理由が、車検や修理にかかる費用の高さです。

BMWの純正部品は、同クラスの日本車と比較して部品代が1.5倍〜2倍ほど高額になるケースが一般的です。また、正規ディーラーでの工賃も時間単価が高めに設定されています。

「ちょっとしたセンサーの交換で数万円」「車検の見積もりが30万円を超えた」といった事態に直面し、維持しきれずに手放してしまうパターンが後を絶ちません。

2. 燃費と維持費(ハイオク仕様)の負担

日々のランニングコストも積み重なると大きな負担になります。

  • 燃料代:BMW3シリーズのガソリン車は基本的に「ハイオク仕様」です。レギュラーガソリンよりも単価が高いため、給油のたびに割高感を感じることがあります。(※ディーゼルモデルを除く)
  • タイヤ代:多くのモデルで「ランフラットタイヤ」が採用されています。パンクしても走れる高性能タイヤですが、一般的なタイヤよりも価格が高く、交換時の出費が大きくなります。

3. 下取り・リセールバリューの値下がり幅

「乗り換えようと思って査定に出したら、衝撃的な安さだった」というのもよくある話です。

BMWを含む輸入車セダンは、新車登録からの値下がり率(減価償却)が非常に激しい傾向にあります。特に中古で購入した場合でも、そこからの値落ち幅は日本車(特にトヨタ・レクサス系)に比べると大きくなります。

「高く売れる資産」として期待して購入すると、手放す際に大きなショックを受けることになります。

4. 内装のベタつきや天井の垂れ(経年劣化)

F30系以前の少し古いモデルで顕著なのが、内装のトラブルです。

ドアハンドル部分などに使用されている「プロテイン塗装(ソフトタッチ塗装)」は、日本の高温多湿な環境下では加水分解を起こしやすく、数年で「触ると黒くネチャネチャする」状態になってしまいます。

また、天井の布が剥がれて垂れ下がってくるトラブルも欧州車の定番です。走行性能に関わらない部分ですが、車内の清潔感が損なわれるため、所有満足度を大きく下げる要因となります。

BMW3シリーズで後悔しないための対策とメンテナンス術

BMW3シリーズは維持費がかかると言われますが、オーナーの知識と工夫次第でコストを大幅に抑えることが可能です。ここでは、「故障リスクを下げつつ、維持費を節約する」ための賢い付き合い方を紹介します。

正規ディーラーと専門ショップを使い分ける

修理費用を抑える最大のポイントは、メンテナンスの依頼先を使い分けることです。

  • 新車保証期間中:迷わず正規ディーラーを利用し、無償修理の恩恵を受けます。
  • 保証切れ・中古車:BMWを得意とする民間の整備工場(専門店)を利用します。

専門ショップでは、性能は純正同等でも価格が安い「OEMパーツ」や「優良社外品」を活用して修理してくれるため、ディーラー見積もりの半額程度で直せるケースも珍しくありません。近くに信頼できる専門店を見つけておくことが、長く乗り続ける秘訣です。

予防整備(消耗品の早期交換)を徹底する

「警告灯が点いてから工場に持っていく」のではなく、「壊れそうな部品を先回りして交換する」のがBMWの流儀です。

特にエンジンオイルに関しては、メーカー推奨のロングライフ(1.5万〜2万キロ交換など)を鵜呑みにせず、日本の環境に合わせて「5,000キロ または 半年」ごとの早めの交換を強くおすすめします。こまめなオイル交換は、エンジンのパッキン類を保護し、結果的に高額なオイル漏れ修理を防ぐことにつながります。

保証付きの中古車選び(認定中古車など)

中古で購入する場合、車両価格の安さだけで飛びつくのは危険です。万が一の故障に備えて、しっかりとした保証がついている車両を選びましょう。

  • BMW Premium Selection(認定中古車):価格は高めですが、手厚い保証と整備が付帯するため安心感は別格です。
  • 販売店独自の保証:一般的な中古車店で購入する場合も、「エンジンやミッションなどの主要機関」がカバーされる有償保証には必ず加入しておくべきです。

初期費用を少し上乗せしてでも保証に入っておくことが、将来的な「数十万円単位の修理費」に対する最大のリスクヘッジになります。

【結論】BMW3シリーズはやめとくべき?おすすめな人は?

ここまでBMW3シリーズのネガティブな側面も含めて解説してきましたが、結局のところ「買い」なのか「やめておくべき」なのか。それは、車に対して何を求めるかによって明確に分かれます。

こんな人にはおすすめできない

もしあなたが以下の項目に当てはまるなら、BMW3シリーズを購入すると後悔する可能性が高いでしょう。

  • 車は単なる移動手段であり、維持費の安さと燃費を最優先したい人
  • 「車検や税金以外の出費は1円も払いたくない」と考えている人
  • 細かい異音や、ちょっとした不具合に神経質になってしまう人

「メンテナンスフリーで壊れない車」を求めるなら、間違いなく国産車(特にトヨタ車)を選んだ方が幸せになれます。

欠点を許容しても乗る価値がある理由

一方で、維持費や手間のデメリットを補って余りある魅力がBMW3シリーズにはあります。

  • アクセルを踏んだ瞬間のレスポンスや、思い通りに曲がるハンドリング
  • 高速道路での圧倒的な直進安定性と安心感
  • 「BMWに乗っている」という所有欲を満たすブランド力

これら「駆けぬける歓び」に価値を感じられる人にとっては、修理代やメンテナンスの手間さえも、愛車との対話として楽しめるはずです。

まとめ:故障リスクを知った上で選べば、最高の相棒になる

BMW3シリーズ
BMW3シリーズは、決して「壊れやすいダメな車」ではありません。「定期的な部品交換で高性能を維持する車」なのです。

最後に、後悔しないためのポイントを振り返ります。

  • 近年のモデル(F30/G20系)は信頼性が向上しており、致命的な故障は少ない
  • オイル漏れや水回りのトラブルは「消耗品」と割り切り、予備費を確保しておく
  • ディーラーだけでなく、信頼できる専門ショップを見つけて維持費を抑える

故障や費用の「実態」を正しく理解していれば、過度に恐れる必要はありません。ぜひ、しっかりとした準備と知識を持って、BMW3シリーズとの素晴らしいカーライフをスタートさせてください。

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